Verity Audio社はカナダ、ケベック州のケベック市に1995年に創業し、今年10周年を迎えました。カナダのフランス語圏の中心であるこの町は、北米にありながらも独特の文化を持つ町として知られています。Verity Audio社のスピーカー はそのサイズの割にワイドレンジで、歪感がなく高解像度で、なにより音楽を奏でるスピーカーとして、世界各国でそのファンを着実に増やしています。そしてその中にミュージシャンや、音楽評論家、レコーディングエンジニアといった人々が多いのも特筆すべきことでしょう。最初の製品はParsifal(名前はもちろんワグナーのオペラからきていますが、ケベックでは一般的に「パーシファル」と発音します)でしたが、当社はその後Fedelio、Taminoといた製品を順次導入してまいりました。近年北米では特に高価格帯のすぐれた製品として注目を集めています。私どもではそれらの製品も今秋から来春にかけて順次ご紹介することといたしました。
| Lohengrin | Sarastro | Parsifal Ovation | New RIENZI | Tamino X2,C2 |
LohengrinU
ローエングリーン
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「ローエングリーン」はVerity Audioのフラッグシップたるべきシステムとして、1999年に誕生しました。2001年に細部の改良を受け現在にいたり、すでに世界に数十台が納入されています。
目指したものはParsifalで示された正確で解像度が高く自然な表現をさらに上下各1オクターブの領域まで拡大すること。ミッドレンジはそのままに高域にはリボン・ツィーターを採用。低域はパワーハンドリングよりも低歪を重視した15インチウーファーを十分な内容積を持つキャビネットに収容。ウーファーとスコーカーをなめらかにつなぐためParsifalのウーファーをインピーダンスを変えてミッドバスとして使用し、4ウェイ高さ152cmの大型スピーカーが誕生しました。4ウェイながら音質は可聴帯のすべての領域でまさにコヒレント。さながら超広帯域のシングルコーンスピーカーが実現したかの様で、Verity Audioの設計理念の優秀性を証明するものとなっています。
仕様
| ローエングリーン | |
| 形式 | 4ウエイ4スピーカー・バスレフ型 |
| 使用ユニット | ウーファー:38cmポリプロピレンコーン型 ミッドバス:20cmポリプロピレンコーン型 スコーカー:12.7cmポリプロピレンコーン型 ツィーター:50mmアルミニュウムリボン型 |
| 周波数特性 | 15Hz〜60kHz ±3dB |
| 最大許容入出力 | 400W(ミュージックパワー) |
| 出力音圧レベル | 95dB (1W/1m) |
| インピーダンス | 8Ω/4Ω(最小) |
| 外形寸法 | 485(幅)×1520(高)×595(奥行)mm |
| 重量 | 113.5kg |
Sarastro
サラストロ
サラストロはいわば一回り小さなLohengrinとして発表されました。Lohengrinに迫る広帯域を誇りながらも、再生のためにそこまで広い部屋を必要としません。中心となるミッドレンジは新開発の6インチユニット。高域はLohengrinで採用したリボン・ツィーターを使用。低域はこれも新開発の11インチウーファーを比較的大きな内容積を持つキャビネットに収容した3ウェイ構成となっています。Parsifal譲りの2ピース構造で、ウーファー部と高域のモニター部はアルミプレートで完全に分離されていますが、Lohengrinと同じくモニター部だけを単体で使用することはできません。モニター部にネットワークを配置したためで、反面バイアンプ駆動等が可能になりました。
標準価格
| ●ピアノ・ブラック(標準仕上) | ¥4,725,000.(二本一組・税込) | |
| ●シルバー及びマコアー(アフリカ産桜材、受注生産) | ¥5,250,000.(二本一組・税込) | |
| ●シッカモアー(アメリカスズカケノキ、受注生産) | ¥5,775,000.(二本一組・税込) | |
| ●クイルテッド・ビックリーフ・メープル(楓、受注生産) | \6,800,000.(二本一組・税込) |
仕様
| システム | |
| 形式 | 3ウエイ3スピーカー・バスレフ型 |
| 使用ユニット | ウーファー:28cm
ポリプロピレン・コーン型 スコーカー:15.3cm ポリプロピレン・コーン型 ツィーター:50mm アルミニウム・リボン型 |
| 感度 | 98dB(1ワット/1メーター) |
| 周波数特性 | 20Hz〜60kHz(±3dB) |
| 最大許容入力 | 400W(ミュージック・パワー) |
| 出力音圧レベル | 89dB |
| 最大出力音圧レベル | 105dB |
| 公称/最低インピーダンス | 8Ω/4Ω |
| 外形寸法 | 360(幅)×1210(高)×505(奥行)mm |
| 重量 | 68kg(一本) |
Parsifal Ovation
パーシファル オベーション
パーシファル・オベーションはParsifalの後継機として発表されました。ParsifalはVerity Audioの代名詞といえる製品。人気の理由の一つとして通常大型スピーカーにしかできなかったクオリティの高い広帯域再生を小さなボディで実現したことがあげられます。今回の改良はまさにその美点をさらに際立たせることとなりました。
中心となるミッドレンジはそのままに、新しい1インチソフト・ツィーターを使用。ソフトドームでありながら50kHzを越える領域までの高品位な再生能力を獲得した、正に画期的なユニットです。また今回8インチウーファーを収容する下部のキャビネットも全面的に見直し多少サイズを増し、さらになめらかな低域を再現可能としました。従来どおり150Hzのハイパス・フィルターはウーファー部に内臓。したがって、センターやリア用としてモニター部だけを単独使用することができます。
標準価格
| ●ピアノ・ブラック(標準仕上) | ¥2,835,000.(二本一組・税込) | |
| ●シルバー及びマコアー(アフリカ産桜材、受注生産) | ¥3,045,000.(二本一組・税込) | |
| ●シッカモアー(アメリカスズカケノキ、受注生産) | ¥3,412,500.(二本一組・税込) | |
| ●クイルテッド・ビックリーフ・メープル(楓、受注生産) | \3,570,000.(二本一組・税込) | |
| *) モニター単独部(ピアノ・ブラックのみ) | \682,500.(一本・税込) |
仕様
| システム | |
| 形式 | 3ウエイ3スピーカー・バスレフ型 |
| 使用ユニット | ウーファー:20cm
ポリプロピレン・コーン型 スコーカー:12.7cm ポリプロピレン・コーン型 ツィーター:25mm ソフト・ドーム型 |
| 感度 | 89dB(1ワット/1メーター) |
| 周波数特性 | 25Hz〜50kHz(±3dB) |
| 最大許容入力 | 350W(ミュージック・パワー) |
| 出力音圧レベル | 89dB |
| 最大出力音圧レベル | 105dB |
| 公称/最低インピーダンス | 8Ω/4Ω |
| 外形寸法 | 260(幅)×1040(高)×350(奥行)mm |
| 重量 | 39.5kg(一本) |
RIENZI
リエンジ
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リエンジは「パーシファル」そして「ローエングリーン」で到達した音の境地を、より多くの音楽愛好家の方々に共有いただくために開発されました。オリジナル「タミーノ」のコンセプトをより明確にした製品です。一体型のタミーノと違って上級機に準じモニター部と、ウーファー部が分離したセパレート構造を採用しています。
Verity Audioのスピーカーデザインの特徴は中域のユニットに広い帯域をカバーさせ、最高域をツィーターに重低域をウーファーに受け持たせるというものです。「パーシファル」と同じく上部モニター部は独立した2ウェイのスピーカーとして単独使用できる設計で、サイズは「パーシファル」とほぼ同等。ただし形式は密閉型となっています。クロスオーバー周波数は4.5kHzです。
システムとしてはウーファー下部の端子にアンプから入力された信号が2つに分離され、一方はそのままウーファーをドライブし、もう一方の信号は内蔵された150Hzハイパスフィルターを通してウーファー上部の端子に出力されます。その信号をモニター部に入力する決まりとなっています。ウーファー部は後向きにも前向きにもすることが可能で、設置の自由度が増しており、マルチチャンネルへの対応も容易となっています。
RIENZIという型名は言うまでもなくワグナーの出世作といわれるオペラから取られたものですが、各言語で発音がまちまちです。ケベックでは「リエンジ」が一般的とのことで当社もこの呼び方を採用しました。
標準価格
| ●システム: ピアノ・ブラックまたはシッカモア仕上 | ¥1,400,000(二本一組・税別) |
仕様
| 形式 | モニター: 2ウエイ2スピーカー・密閉型 システム: 3ウエイ3スピーカー・バスレフ型 |
| 使用ユニット | ウーファー:17.8cmペーパーコーン型 スコーカー:16.5cmTPXコーン型 ツィーター:19mmソフト・ドーム型 |
| 周波数特性 | モニター: 60Hz〜22kHz システム: 35Hz〜22kHz |
| 感度 | 87dB(2.83Vrms/1m) |
| インピーダンス | 8Ω |
| 外形寸法 | モニター: 218(幅)×340(高)×272(奥行)mm システム: 218(幅)×990(高)×330(奥行)mm |
| 重量 | モニター: 10kg システム: 29kg |
Tamino
X2,C2
タミーノ
|
TAMINO X2、TAMINO C2は新時代のマルチチャンネル再生にもヴェラティ・オーディオならではの高品位再現をお約束すべく開発されました。従来の5チャンネルシステム構築は、メインスピーカーに重点が置かれ、リア、センターは内容積が小さく、構成的にも不統一でした。各チャンネルの役割と制約を充分踏まえた上で、内容積や使用ユニットを『タミーノ』と同等とすることにより、オーディオビジュアルの再生においても一段とリアリティの高いサウンドが楽しんでいただけます。
TAMINO X2は高剛性エンクロージャーとロングストローク・ユニットによりサイズを越えた充分な低域を確保した『タミーノ』の資質を充分に生かすため、同一の形状を採用し同じ内容積を確保。リアスピーカーとして使用時、設置や調整の自由度をより高めるために、後ろ向きウファーを省略しました。一般的なルームサイズならばメインシステムとして通用するほどの高い能力を備えています。
センター用に開発したTAMINO C2は全高を抑えながら内容積を同等に保つため奥行きを伸ばしたユニークな設計です。一般的な横向きのセンタースピーカーは放射や周波数などの諸特性の点で問題が多く、特に『タミーノ』のようにステレオイメージ再生に優れるスピーカーとの併用では横長の形状さえも、その優れた再現に影響をあたえかねないことから、音像や広がり感に影響がでない高さを考慮しながら、内容積を同じとしたデザインが採用されています。
TAMINOシリーズは新製品の加入により様々なシステム構成が可能となりました。TAMINO
X2で2チャンネルを構築すれば、ヴェラティ・オーディオの音の魅力をよりコンパクトに楽しんでいただけます。またメインにTAMINO、リアにTAMINO
X2、センターにTAMINO C2といったオーソドックスなマルチシステム、さらにTAMINO
X2を四台、TAMINO C2をセンターとし近日発売のサブウファーROCOを加えたシステムなど多彩です。
標準価格
| ●X2ピアノ・ブラック仕上 | ¥800,000(二本一組・税別) | |
| ●X2シッカモア(艶なし)仕上 | ¥800,000(二本一組・税別) | |
| ●X2シルバー仕上 | ¥900,000(二本一組・税別) | |
| ●C2ピアノ仕上 | ¥450,000(一本・税別) |
仕様
| タミーノX2 | タミーノC2 | |
| 形式 | 2ウエイ2スピーカー・バスレフ型 | 2ウエイ2スピーカー・バスレフ型 |
| 使用ユニット | ウーファー:16.5cmTPXコーン型 ツィーター:25mmソフト・ドーム型 |
ウーファー:16.5cmTPXコーン型 ツィーター:25mmソフト・ドーム型 |
| 周波数特性 | 40Hz〜22kHz | 40Hz〜22kHz |
| 最大入力 | 100W | 100W |
| 出力音圧レベル | 89dB | 89dB |
| 最大レベル | 103dB | 103dB |
| インピーダンス | 8Ω | 8Ω |
| 外形寸法 | 235(幅)×890(高)×320(奥行)mm | 235(幅)×750(高)×460(奥行)mm |
| 重量 | 21.5kg | 21.5kg |
改良のため予告なく変更することがあります。